FROM-J10について

2008年10月から2013年3月の間に慢性腎臓病の患者さんを対象とした、慢性腎臓病重症化予防のための診療システムの有用性を検討する研究(以下、FROM-J研究)が行われました。この研究は、2007年度に財団法人日本腎臓財団で開始され、2010年度からは研究代表者が筑波大学 山縣邦弘に変更となり継続されました。全国の49医師会における、かかりつけ医の医療機関に通院中の慢性腎臓病患者さんを対象として、通常診療を行う医師会と、生活食事指導を含む診療支援を行う医師会に分かれて、計5年間にわたり患者さんの診療記録や検査データを解析しました。その結果、最初の3.5年間で、診療支援が行われた医師会の患者さんでは腎不全の進行を遅らせたという結果が判明し、その内容は国際的な論文に発表されました。
 そこで、このFROM-J研究に参加した患者さんを対象に、5年後から10年後までの診療記録や検査データ等を解析して、慢性腎臓病の診療支援により、透析導入患者さんの減少や重い心臓病や脳卒中の発症の予防をもたらすことができるか、調査を行うこととなりました。

対象者

FROM-J研究に参加されていた患者さんが対象です。
※研究開始時に追跡調査へ非同意の意思を書面により示された患者さんは今回解析対象とはなりません。

調査方法

患者さんアンケートの送付
患者さんへアンケートを送付し、現在の病状についてご記入いただきます。

かかりつけ医の先生への調査
FROM-J研究に参加いただいた患者さんの2013年10月から2018年10月までの期間の診療情報に関する調査用紙をかかりつけ医の先生へ送付します。

※この研究では、新たに採血などの検査の追加や、生活食事指導の実施などはありません。
 現在までの診療情報を集めて解析します。

研究期間

情報収集や解析を行う期間は、2018年11月12日から2021年3月31日までです。